50代からの『人と比べない』練習|自分の物差しを持つ小さな手順

目次
結論から言うと、50代からの「人と比べない」練習は、比べた場面を書き出す、気になった理由を言葉にする、自分が大事にしたいことを決める、昨日の自分と比べる、という4つの手順で、自分の物差しを少しずつ持てばよいと考えています。
同じ年代の人の仕事や暮らしぶりを耳にして、自分と比べてしまうことがあるかもしれません。50代になると、働き方や家族のかたち、住まいなど、人によって歩んできた道がさまざまに分かれていることも多いと運営者は考えています。この記事では、人と比べたくなったときに、自分の物差しに戻るための小さな手順を、運営者の考えとして整理します。
SNSを見ているときの距離のとり方は50代のSNSとの付き合い方|疲れない距離感と時間の決め方で扱っているので、ここでは「SNSに限らず、人と比べてしまうときの考え方」に絞ります。
人と比べないためには、何から始めればよいですか?
比べたことを責めずに、「比べた」と気づくところから始めるのがよいと考えています。
比べる気持ちは、意識して消そうとしても、なかなか消えないことがあると考えています。「比べてはいけない」と思うより、「今、比べたな」と気づければ十分だと考えています。
| 受け止め方 | 考え方の例 |
|---|---|
| 比べた自分を責める | 気持ちが沈んで、次の手順に進みにくいことがある |
| 比べたと気づく | 落ち着いて、自分の物差しに戻りやすいことがある |
自分の物差しは、どんな手順で持てばよいですか?
次の4つの手順を、一つずつ試すのがよいと考えています。
一度に全部をやろうとすると、負担になることがあります。まずは一つだけ試し、慣れてきたら次を足す、という進め方で十分だと考えています。
| 手順 | 考え方 |
|---|---|
| 1. 比べた場面を書き出す | いつ、誰の、何と比べたかを、短くメモする |
| 2. 気になった理由を言葉にする | なぜ気になったのかを、一言で書いてみる |
| 3. 大事にしたいことを決める | これからの暮らしで大事にしたいことを、3つまで書く |
| 4. 昨日の自分と比べる | 人ではなく、少し前の自分と比べて見る |
比べた場面は、どのように書き出せばよいですか?
いつ、誰の、何と比べたかを、一行で書けば十分だと考えています。
書き出してみると、比べやすい場面や相手に、自分なりの傾向が見つかることがあります。くわしく書く必要はなく、メモ帳やスマホのメモに短く残すだけでよいと考えています。
| 書く項目 | 例 |
|---|---|
| いつ | 「夜、友人と話したあと」 |
| 誰の | 「同年代の知人」 |
| 何と | 「仕事の様子」「休日の過ごし方」 |
気になった理由は、どう言葉にすればよいですか?
「なぜ気になったのか」を一言で書き、その中に「自分は本当はどうしたいのか」があるかを考えるのがよいと考えています。
人と比べて気になったことの中に、自分が望んでいることが隠れている場合もあると考えています。たとえば、人の休日の過ごし方が気になったなら、「自分も休日にやりたいことがある」という気持ちに気づくことがあります。
- 「なぜ気になったのか」を一言で書く
- その中に「自分はどうしたいか」があるかを考える
- 当てはまらなければ、書いたまま置いておいてもよい
大事にしたいことは、どう決めればよいですか?
これからの暮らしで大事にしたいことを、3つまで書き出すのがよいと考えています。
これが「自分の物差し」になると考えています。数を3つまでにしておくと、迷ったときに思い出しやすくなります。書き出すときの問いは50代の『やりたいことリスト』の作り方|問い・サイズ・期限・見直しも参考にしてください。
| 大事にしたいことの例 | 物差しとしての使い方 |
|---|---|
| 自分のペースで働く | 人の仕事ぶりより、今の働き方が自分に合っているかで見る |
| 家族と過ごす時間 | 人の暮らしぶりより、家族との時間がとれているかで見る |
| 新しいことを少しずつ学ぶ | 人の成果より、自分が何か一つ学べたかで見る |
昨日の自分と比べるとは、どういうことですか?
人ではなく、少し前の自分と比べて、できたことを確かめることだと考えています。
人と比べると、相手の目立つところと自分の足りないところを並べてしまうことがあると考えています。昨日や先週の自分と比べれば、物差しが同じなので、小さな変化に気づきやすいと考えています。
- 「先週の自分と比べて、何か一つできたか」を考える
- できたことを、短くメモに残す
- できなかった日は、「明日やる一つ」だけ決める
うまくいかなかったことの受け止め方は50代からの失敗との付き合い方|引きずらずに次へ進む小さな手順も参考にしてください。
それでも比べてしまったときは、どうすればよいですか?
比べたことを責めずに、書き出した「大事にしたいこと」を見返すのがよいと考えています。
比べる気持ちが出るのは、自然なことだと考えています。そのたびに手順の1から始め直してもかまいません。少し時間をおいてから、メモを見返す方法もあります。
- 比べたと気づいたら、それで十分とする
- 「大事にしたいこと」のメモを見返す
- 気持ちが落ち着かないときは、時間をおいてから考える
冬は、比べない練習とどう付き合えばよいですか?
冬は家で過ごす時間が増えることがあるので、「大事にしたいこと」を書き出したり、見返したりする時間にあてる方法があると考えています。
雪や寒さで外に出る機会が減ると、人の様子を見聞きする時間のほうが長くなることもあります。そんなときこそ、手元のメモを開いて、自分の物差しを確かめる時間にあてられると考えています。
結局、人と比べないためにはどうすればよいですか?
比べた場面を書き出し、気になった理由を言葉にし、大事にしたいことを決め、昨日の自分と比べます。
まず今週、人と比べたと気づいたときに、いつ、誰の、何と比べたかを一行だけメモしてみてください。小さな手順から始めることが、無理のなさにつながると考えています。
よくある質問
4つの手順は、全部やらないといけませんか?
一つずつで十分だと考えています。比べたと気づいたら、まず「比べた場面を書き出す」を試し、慣れてきたら次の手順を足していく進め方をおすすめします。
大事にしたいことが思い浮かばないときは、どうすればよいですか?
比べた場面のメモを見返し、「なぜ気になったのか」から考える方法があると考えています。3つそろわなくても、1つから始めてかまいません。
この練習を続ければ、人と比べなくなりますか?
比べなくなると約束することはできません。自分の物差しを持つことは、比べたあとに自分に戻るための一つの方法だと考えています。
本記事は運営者の考え方です。成果を約束するものではありません。