学び直しは何から始める?50代の3つの問い

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50代になって、「何か新しいことを学び直したい」と思うことがあるかもしれません。語学、資格、パソコンやAIの使い方、楽器、体の使い方。候補が頭に浮かぶほど、かえってどれから手をつければいいかわからなくなる、ということが起こりやすくなります。
候補を増やし続けるのをやめて、代わりに3つの問いに答えてみる、という方法があります。問いに答える過程で、最初に取り組むものが自然と絞られていくという考え方です。この記事では、その3つの問いを整理します。
1. 学び直しが始まらない理由
学び直したいことが複数あるとき、「どれが一番良いか」を先に決めようとすると、かえって動けなくなりやすい。良し悪しを比べる基準があいまいなまま並べているので、いつまでも決め手に欠けると感じてしまう。
良し悪しで選ぶのではなく、「今の自分の状況に合うかどうか」という別の軸で絞り込むほうが、最初の一歩を踏み出しやすくなります。次の3つの問いは、その絞り込みのための材料です。
2. 学び直しの最初の一歩を決める3つの問い
| 問い | 確認すること |
|---|---|
| ① なぜ今、それを学びたいのか | 興味からか、必要に迫られてか、理由を自分の言葉にできるか |
| ② 週に何時間なら無理なく確保できるか | 仕事・家族の予定を踏まえて、現実的に使える時間 |
| ③ 1か月後に何ができていれば満足か | 小さくてもいいので、具体的な区切りを置けるか |
3つの問いに答えてみると、候補の中で「理由がはっきりしていて、確保できる時間に合い、小さな区切りを置けるもの」が自然と見えてきます。これを最初に始めるものとして選ぶ、という考え方です。
3. 問い①:なぜ今、それを学びたいのか
同じ「学び直し」でも、興味から始めたいのか、仕事や生活の必要に迫られて始めたいのかで、続け方が変わってきます。興味から始めるものは、進み方が多少ゆっくりでも気負わずに続けやすい一方、必要に迫られているものは、期限や目的をはっきりさせたほうが取り組みやすくなります。
理由を自分の言葉で書き出してみると、候補の中で優先度が高いものが見えてくることがあります。
4. 問い②:週に何時間なら無理なく確保できるか
学び直しが続かない理由は、意志の弱さというより、最初に見積もった時間が現実的でなかったことも少なくありません。週に5時間を確保するつもりが、実際には1時間も取れなかった、というケースは珍しくありません。
1週間の予定を振り返り、今すでに埋まっている時間を差し引いたうえで、無理なく確保できる時間を先に決めておく、という方法があります。少なく見積もっておき、余った時間があれば増やす、という順番のほうが続けやすいという考え方です。
5. 問い③:1か月後に何ができていれば満足か
学び直しは、目標が大きすぎると、1か月後の時点で「まだ全然できていない」と感じて、やめてしまいやすくなります。1か月後の区切りを、意識して小さく置いておく、という方法があります。
たとえば語学であれば「簡単な自己紹介ができる」、パソコンの操作であれば「一つの作業を迷わずできるようになる」といった具合です。小さな区切りを達成できたという手応えが、次の1か月を続ける材料になります。
6. 途中でやめても、形を変えてもいい
一度始めた学び直しを、途中でやめることになっても、それは失敗ではありません。3つの問いに対する答えは、生活や仕事の状況が変われば変わっていくものです。やめることになったら、またそのときに3つの問いに答え直せばいい、という考え方もできます。
このやり方のまとめ
| ステップ | やること |
|---|---|
| 1 | 学び直したい候補を、理由も含めて書き出す |
| 2 | 3つの問いに、候補ごとに答えてみる |
| 3 | 理由・時間・区切りの3つが揃うものを最初に選ぶ |
| 4 | 1か月後の小さな区切りを目指して進める |
| 5 | 状況が変わったら、また3つの問いに答え直す |
「どれが一番良いか」ではなく、「今の自分に合うか」で選ぶ。この順番に変えるだけで、学び直しの最初の一歩を決めやすくなる、という人もいます。状況に応じて、形を変えながら続けていく考え方です。
人生の棚卸しについては、以下の記事もあわせて読んでみてほしい。
よくある質問
学び直したいことが多すぎて選べないときは、どうすればいいですか?
「どれが一番良いか」で比べるのではなく、理由・確保できる時間・1か月後の区切りという3つの問いに、候補ごとに答えてみてください。3つが揃うものから、最初の一つとして選びやすくなります。
学び直しのために確保する時間は、どのくらいが目安ですか?
決まった時間はありません。1週間の予定を振り返り、すでに埋まっている時間を差し引いたうえで、無理なく確保できる時間を少なめに見積もっておくという方法があります。余裕があれば、あとから増やしていけます。
学び直しを途中でやめてしまったら、どうすればいいですか?
やめることは失敗ではないと考えられます。生活や仕事の状況が変われば、学び直したい内容や優先順位も変わるものです。そのときにまた3つの問いに答え直し、必要であれば形を変えて再開すればよいという考え方です。
本記事は運営者の考え方です。